元最強魔法使いは森の中でスローライフ
ウィング
第二十話「セカイ」
「こっちだ。」
俺はセカイの世界に繋がる門に誘導した。
そこにはらぴくすがいた。
「というかなんでコア分かったんだお前。」
「雑魚は黙っておけ。」
俺は炎魔法を使いらぴくすをワンパンした。
城の地下にはでっかい門が開かれていた。
どうやら別次元に繋がっているようだ(知ってたけど。)
門をくぐり、その前の階段を上がる。そしてそこの玉座に座っていたのはセカイだった。
「やぁ君たち、俺を倒しにきたのかな。」
俺は何も言わずにファイアーローズドラゴンを召喚した。
「ん?」
セカイは目を細めて俺のことを凝視する。
「戦う前にKOHA9、お前に話がある。」
そう言うと奴は俺に意思疎通をしてきた。
『ハハハ、お前は時空魔法を使ってここに来たんだな。』
『何故そのことを知っている。』
『まあ魔王だからな。ところでお前の覚えていない時何があったのか教えてやろう。』
そう言うと俺の脳裏に全ての記憶が蘇る。
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「六花ああああああああああああああああああ」
ーーユニークスキル発動 忘我ノ刻ーー
ーー暴走ーー
~~警告、あなたの魔力を増大させる代わりに自我を失います。良いですか。
無論構わない。
ーー閃光ーー
ーー暴走ーー
最強に大きい光の柱が奴の元に刺さる。しからは一撃で粉々になった。
「アハハハハハ、もうどうにでもなれ」
ーー氷河ーー
ーー暴走ーー
大量の氷柱がこの国に降り注ぐ。国はボロボロになり、敵軍は全滅した。
「ウィング、どけろ。」
そう言うと炎の剣がaltoの胸を貫く。
その速さは光の如く高速だった。
「seita、春キャベツ。死ね」
デスマジック、死神を呼び起こし、相手のことを死ぬまで追い続ける魔法だ。この魔法は自分の寿命を犠牲にする。
そして敵は全員滅んだ。俺は帝国に転移し、上空に飛んでいった。
ーー炎帝の獄ーー
ーー暴走ーー
国全体に炎の剣が降り注ぐ。その絵はまるで地獄絵図だった。
城まで来て、ふーたんが戸惑う
「お前、なんでここに居る。」
「死ね」
そして相手の喉元を氷柱で掻き切った。
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『これがお前の真実だ。この国を滅ぼしたのもお前、全てを殺したのもお前。』
『知っている。このようなことにならないように。俺はこの世界に居る。』
「どうしたのKOHA9さん、顔色が悪いよ。」
ぱぴこが心配の声を漏らした。
「大丈夫だ。もうすぐ終わらす。」
『ハハハ、まあせいぜい頑張りたまえ。』
『のぞむ所だ。一生、いや?二生かけてお前を倒す』
そう俺が意思疎通で送ると、セカイは笑って俺たちの元に炎魔法を降らせた。
俺はその魔法を消し去り、ライファーは聖剣を使いセカイに立ち向かった。
セカイはKが作ったトラップにハマり、麻痺している。
「ポイズンアロー」
ぱぴこが巨大な毒の矢を放ち、戦況は有利に見えた。
しかしセカイの口がニヤけた
「危ない!!」
俺がそう叫ぶと、セカイは重力魔法を使った。
「セカイ、俺がこのために対策してないと思ったか?」
魔道具英雄の靴、地面にかかっている魔法を遮ることのできる靴だ。もちろんこの靴は全員分買ってある。
「貴様KOHA9、生意気な。」
「残念、俺たちは未熟じゃないんでな。」
そう俺が言うと、セカイは手を上に上げて、
「シューティングスター!!」
と叫んだ。その瞬間、隕石がここに降ってきた。俺の魔力じゃ到底敵わない。どうすれば...あ。
「ぱぴこ、俺がもし暴走したら、浄化魔法をかけてくれ。」
ぱぴこは一瞬疑問に思っていたみたいだが、全てを理解したのか
「OK。」
と言った。
ーーユニークスキル発動 忘我ノ刻ーー
ーー暴走ーー
~~警告、あなたの魔力を増大させる代わりに自我を失います。良いですか。
もちろん大丈夫だ。俺はもう1人じゃない。
「最大消失魔法、ジスクターングリッジ。」
俺がそう叫ぶと奴の隕石は無くなった。セカイは驚いた顔をして
「え、俺のシューティングスターを持って無傷なんか?嘘だろ。」
そう言うと、後ろにいたライファーがセカイの心臓を貫いた。
セカイは血を吐き
「俺の負けだよKOHA9、だが、お前はここで死ぬ定めなんだよ!!!。」
ーー自爆機能開始 自爆まであと1分ですーー