放課後喫茶店〜異世界でも営業中〜
ヌーイ
第一話「サボったら異世界いけた」
ある日の午後、河川敷で寝転んでいる少年が、だらけきった顔をしながら独り言を言っていた。「あ〜あ、疲れたよ、店は自戒さん達にまかせてあるし、昼寝でもしようか、任せたと言うより押し付けたと言った方がただしいのか?まぁいいや」
とカスのような発言をした少年は目をつぶって5秒ほどで寝てしまった。
「はぁ、やっと閉店だよ。店長結局帰ってこないな、どうしたんだろう?」副店長である自戒さんがつぶやく。
しかし彼は帰ってこない、なぜなら、、、、
「うぅ〜ん、ん?こんなに寝てたのか、もう夜だ、さて帰るか」少年は眠い目をこすりながら立ち上がる。だかそんな呑気なことを言っている少年はしばらくして気づいた。「あれ?ここどこだ?」
少年が目を覚ました場所は、見慣れた河川敷ではなく鬱蒼とした森の中だった。
「え?は?え?は?」
少年は困惑した。
「どこだよ↑ここぉ↓」
少年は驚きのあまりへんなイントネーションで叫んだ。
その直後困惑した少年の近くの茂みから物音がした、茂みはガサッと音を立てた。
少年は恐怖と困惑でパニックになりその茂みを思いっきり蹴った、すると茂みから
「いってえぇえ!」
と叫ぶ声がした
「誰だ!」
少年は叫んだ
すると茂みから長身の男が現れた
「ってぇな!お前なんなんだよ、」
長身の男は少年に怒鳴る
少年は言い返す
「急に出てきたお前が悪いんだろ!」
男は少年に近づき大声で怒鳴る
「俺はサボって寝てたら、近くで変な声が聞こえたから起きただけだよ、ふざけんなよ、いちごは野菜だろ‼︎」
男は変な言葉と怒声を少年に浴びせた
少年は申し訳なさそうに訳を話した
「すまない、目が覚めたらここにいて困惑してたんだ」
男は話は納得してくれたようで、頷いた、、、かと思いきや急にキレだす
「だからって俺の睡眠を邪魔して、蹴るのは意味わかんねぇよ、いちごは野菜だろ!!」
蹴ったことは申し訳ないと思いつつ、意味のわからない語尾に困惑し、少年はサボったことを後悔した。
「で?お前だれ?見た目は学生っぽいけど、うちの学校の奴じゃないな」
男は少年に質問する
「俺はウィング、すまないが俺はおそらく遠くからきたんだ、さっきも話したけど気づいたらここにいたんだ、君とは違う学校の学生だよ」
と少年は説明した
男はようやく納得したようでキレ気味に頷いて、もう一つ質問した、
「お前帰れるの?そういう"能力"とかないと帰るの大変だろう」
男の質問をウィングは理解できなかった
「能、、力?」